欠片 2001.5 


心身共に色々あったので、やすらぎを求めてネット上を彷徨っておりました。
本も読みました。一般出版、同人誌の別無く。
そうして、思ったことや感じたことのうち、半端な部分――
「どのページにも、ちょっとなー」という欠片を此処にまとめていこうと思います。
当然整理もできてない部分です。そもそも整理整頓は苦手だし…
なので、扉を付けました。
ネガの煩悩の形を見てやろうという物好き、いえ奇特な方はこちらへ
そんなもん見たくないから戻りたいという方はこちらへ
どんな煩悩なんだ?とお迷いの方は以下の駄文を参考にどうぞ。
こちらは5月分です。
もう一度最初の「欠片」が読みたいと思われた奇特な方、こちらへどうぞ。

お江戸見聞録上 2001.5.3〜5.4

・メール友達に言われた言葉↑が気に入ったので、タイトルにしました。
年寄りには、ぴったりじゃ〜

・東急で、コクトー展をみた。
karinさんに教えてもらいながら見たので、おもしろい発見があった。
デッサンだけでなく、写真とかビデオとか色んな資料があって、堪能した。
……「耽」能だったりして〜
豹柄の壁紙の部屋も再現してあった。
そのまんま再現というわけではないのだけど、部屋においてあったもの、
木馬とか自動人形とかも持ち込まれていて、雰囲気は分かった。

そうして、バチアタリの私は、「うーんむ、この顎の線は、少女漫画家の○○さん」
「この横顔は、△△」なーんて、ろくでもないことを考えておりました。

まちがいなくコクトーの見た夢(の一部)、
もっとはっきり言っちゃうと「ぼんのー」は現代日本において実現しておりますな。
なんて強力なミームなんだ。
……まぁ、彼のとは、かなり形が変わってきておりますが。
それは仕方がないでしょ。担い手が違うんだから。

夕食は、イタリアン。すっごくうすいクラストピザや、蟹のスパゲッティ等。
珍しいものをいっぱい食べた。量もたんまり。どのくらいかは、……考えたくない!
とびっきりの美味ではないけど、抵抗なくするりと食べられる味。
安定したというか、安心して食べられる料理ですね。

・重松清の『隣人たち』を読んでいたせいか、渋谷の雑踏がかなり……
『隣人たち』(講談社 \1600 256ページ 2001.2.2発行)は、
小説じゃなくて、読み物作家として12の事件を追いかけたルポルタージュです。

128に中森明夫と大塚英志の対話を紹介しています。
・中森 僕はもう家族には戻れないと思う。「やめろ」というのは父の力でしょう。
    その禁止する力がなくなり、父が父として機能しなくなったとき、
    家族はもう意味をもたない。子供は誰もが家庭内孤児になる。
    本来の孤児になる可能性からさえ捨てられ、つまり二重に捨てられるんですね。
    孤児であることに耐えきれなくなった子供たちは、今、孤児同志が集まって、
    疑似家族を作っているんですよ。

 大塚 彼は彼の家族を探していたんじゃないかと。
    ただ探すべき家族を彼は知らないから、あんなふうにさまよい続けたんだと思うな。
  
不気味というのとはまた違うんだけど。
「僕は1億2000万人の中の一人だ」
と書き付けてあったという〈てるくはの〉のノート。
泡立つようなこの感覚を嫌悪と言ってしまってはいけないのだろう。
けれど、連帯しようとは決して思ってないだろう。今、渋谷の町を埋める人たちは。
1億2000万人の中の一人として、この雑踏の中の誰彼と。
推し量るしか術はないのだけれど、1億2000万人の中の一人として。

以下は、極論だけど。

家族らはもはや帰れない。家族を望むなら、新しく家族を作り直すしかない(BY大塚英志)
なら、今圧倒的に不幸なのは、当たり前に家族が揃っているものたちだ。
古い規範は、家族に従えという。何の不足がある、という。
不足などない。ありすぎること、与えられすぎることが問題なのだと言うことは。
  なぜなら、与えられるということは、与えられたモノの影響を受けるということ。
  影響を受けるということは、つまり支配されるということだから。
という感覚は、分からん人には分からん、でしょうね。
私も上手く説明できないし……言葉は無力じゃないはずなんだけど、私の言葉は役立たず。

分かりやすいし、ていねいに書かれてるんだけど……なんだか違和感があって、『隣人たち』は「本の紹介ページ」には入れなかった。
どこがずれてるのかは私には分からないのだけど。
少し前、重松清について誰かが言った言葉が重い。
《どんどん上手くなって、どんどん僕とは関係ない作家になっていく》

4日は、ばててました。つい熱中してしまって体が付いて行かなくなった。
何に、とは聞かないで〜


お江戸見聞録中 2001.5.4〜5

・4日はわりとのんびりして、人形町そぞろ歩きもした。のんびりした商店街です。
テッセン=クレマチスも、きれいに蔓を伸ばしていて、アジサイが小さいけれどつぼみを付けていた!
人形町駅の切符売り場で思案してたら地元らしいおじいさんに「どこまで?」と声をかけられた。
ちょっと見栄を張って「お台場」と言ってしまった。
「それなら新橋へ出て、ゆりかもめに」とっても親切に教えてくれるので、違うーとは言えなくて。
混んでるだろーなと行ってみたら!!!
混んでるなんてもんじゃなかった。
人数からいったら、絶対夏や冬の方が混んでるんだけど――つまり、慣れてないのよー。
混雑にも、行列にも。恐ろしいことに、乗客だけでなく、駅職員まで慣れてなくて、整理するポイントがずれてて危ないったらない。
コーンにつまずきそうになるわ、切符を買う人とホームに上がる人が混ざるわ、ひぇーだった。
これで疲れちゃったのよね。

・オタクらしくコミティアにも行ってみた。せっかく行ける日なんだし、行き方も分かっているんだし〜
狙い目は「しましまたぬき」さんとこの新刊と、「三月館」さんとこのビーズのアクセサリー。
できれば「荒川マジック」さんの新刊もゲットして、お礼も言ってこようといたってシンプル。

・コミティア自体は、わりとゆったりしていて、楽だった。
壁際には畳を敷いたスペースがあって、保育コーナーに!うーん、ちょうどそういう年代の人が多いのかな。
2つくらいの、お母さんにぴとっとひっついてるボクちゃんと目があって、馴染まれてしまった。ほほ。
ギャラリースペースの方に「KUINIGE」さんまで来ていたので、ポストカードをどっさりゲット。
なんだか、使うのがもったいなくなりそう。「BELNE」さんとこでウサギのフレッド君の新刊も見つけたし。

・ギャラリースペースをとてとてと回っていたら、藤倉和音さんて方が亡くなられたことを知らせるコーナーが……
私は知らない作家さんなんだけど、この2月14日にカブに乗ってて、トラックにはねられたんだそうな。
お知らせの末尾は、こんなふうに結ばれていた。記憶違いもあるかもしれないけど。
「大好きなカブに乗って、大好きなジャケットを着て、後ろの荷台には愛用のマックを積んでました。
好きなモノをみんな持っていったんだと思います」
……そうとでも思わないと、残されたものはやりきれないわねぇ。はぁー。
ネットでも追悼の文が↓出ていました。
http://www2.csr-net.or.jp/hps/ryokuyou/manga/shachou/essei_1.htm
http://ore.to/~rucola/free_style/008.html

・SSC1日目はオリジナルメイン。
「昨日と比べてやろう」という好奇心でもって、またもや新橋駅へ。懲りないヤツ。
でも、実際、昨日に比べてとてもスムースだったんだもの。まぁ、朝早い時間だからということはあるけどね。
真乃呼さんトコへとてとてと。今回真乃呼さんは、「新刊が間に合わなかったよー」
書いても書いても終わらないんだそうです。そ、そーいうことも、あるわね。
きっと夏には分厚い新刊が〜♪
それにしても「リュウ」って雑誌、すごいわ。
「『緑の世紀』は『リュウ』で読んでました」って人が今回だけでも何人もいた。

・今日のお隣は「三月館」さん。朝摘みの薔薇を三日月のケースに入れてこられてた。
八重のオールドローズでペチコートみたいに可愛い。また香りもいいんだわー。
でも、名前は長すぎて、教えてもらったのに忘れてしまった。
単語を三つ以上つなぐネーミングは止めてほしいわね。脳細胞が嫌がってる。拒絶してる。

・発見!サークル「ねこや」さんの猫屋由兵衛って、目羅健嗣さんのことだったのね〜
し、知らなんだー!!
http://www.choshinet.or.jp/~mauri/
しっかり黒猫の絵をゲット。ほくほく♪ギャラリ・カプリスでは高すぎて買えなかったものね。
♪ボーナスが出たら、額を買おう♪

・帰りはバスで東京駅へ。明日もあるということで、早めに帰らせてもらったからか。
「座るほう」の列でも20分も待たずにバスに乗れた。
だから、時間には余裕があったのだけど、お芝居に行く元気はやっぱりなかった。
おとなしくお宿に帰ってお昼寝タイム。展覧会にも行かなかったなあ。
……でも、薄暗くなってくるとうずうず〜このまんま寝ちゃうのがもったいなくなって……
新大久保駅前のネットカフェへ。
初体験♪ネットカフェに行くのも、自分のパソコン以外から書き込みするのも初めてだものね。
どきどき。するするっと書き込みできたときは感激したなぁ。
ただ、入力がIMEなもので手こずっちゃった。全然違うのね。ATOKとは。
設定を変えようとしても、ATOK自体入ってないし。言語選択を見たら、日本語のほかに中国語や韓国語もあった。
さすがに新大久保というか、さすがにトーキョーというか。
ネットもやったし、メモ帳を使って、1冊分だけだけど読書記録も書けた。満足。
2時間いて、500円ちょっと。コミックスや雑誌も読み放題だし、CDやビデオもあるし。
食事は有料だけど、飲み物はフリーだし、考えてみりゃ安いわ。
こそっと履歴を見たらば
雑誌の中に「ペンギン○○○」も〜山本貴嗣様のマンガも読んできた〜♪
あもう(漢字忘れちゃった)さんて女刑事がかっこいいの。バストラインのトップ位置が好み〜
でも、極悪のごーかんまのセリフ。
「コスチュームを付けていてこそ」……ひぇー、私のせくしーの基準と同じだ。
こそこそこそ。


お江戸見聞録下 2001.5.6

・アニメ、小説のパロの日。即ち「買うぞ〜」の気合いがいる日ですわ。
オリジナルもかなり仕入れてるんだけど、なんせ本の厚みと数が違うから。
肩と腰がどこまで保つか、ですね。あー、あと財布の中身も。
だもんで、朝はkarinさんとローズさんのタクシー便に便乗させてもらった〜♪
東京駅で待ってたら、声をかけてくる方が。去年お会いした方だった。
なのに、忘れちゃってたよー、私。ああ、なんて記憶がザル。

・今回のタクシーの運転手さんはかなーり○だった。
すっすと空いた道を選んで行って、無愛想でもなく、馴れ馴れしすぎることもなかった。うん、プロだわ。
なんせ、夏のタクシーは酷すぎたから。
しかし、真っ向から「今日は何があるんですか」と質問されたときは、絶句してしまった。
karinさんがきっぱりはっきり「コミックです」と答えてくれたけど。うーん、直球。

・2日間とも天候には恵まれた。おいしいもの食べて、時間ぴったりに空港へ。
帰りの飛行機から見る下界が美しかった。
あの下に、あれだけの人が集まったんだなぁ。
ネットや本の向こうには、それを作っている人がいるんだなぁ。
毎度、離陸する瞬間には、「次はあるだろうか」と思うんだけど。
……たとえ次が無くても、今楽しかったのは確かなこと。忘れない!!

・こっそり告白その1。宮内勝典の『海亀通信』を持ち歩いて読んでたんだけど。
同名のホームページをハードカバーにまとめたとってもまじめな内容。
アドレスはこっち↓ね。
http://pws.prserv.net/umigame/top.htm
私だってちゃんと襟を正して読んでおりました。ええ、そりゃもう。粛然と。
でも何か引っかかるな。ここら辺なんだけどと頭に残っていたメキシコ系アメリカ人の作家の言葉。
《私はメキシコのものです。 I am of Mexico.》
会場で真乃呼さんと話してたら、「僧だから名字は無いの。いっそその惑星の名前が名字ということにしようかと」
きゃー。つまり、つまり、その人間は、その星のモノなのね〜
くるくる回ってたら、5日にゲットした『黒の覇王W』でも、このフレーズに出会った〜

『黒の覇王W』はGriffin Gardenの5月の新刊。
詳しくは、こちらの↓通販情報を見てくださいね。
http://homepage2.nifty.com/karin-m/
今回は、一息ついて、シヴァもレオンも幸せそうです。
でも、ファーシスは不吉な予言を。どうやらこのままではすみそうにないですね。
してやられたバルネ・ビザンがこのまま引き下がるはずないし。

きゃー、『黒の覇王W』の二人の名前が消えていた!!
コピー&ペーストしたはずだったのにー。
karinさん、ごめんなさいー。


《おれはおまえのものだろう》《おまえは私のものだ》!!!
最初のセリフはシヴァで、後のセリフはレオンね。
レオンが望むところを実現しようというレベルを超えて、「おまえの全てを愛する」から「おまえが愛するもの全てを愛する」に至るには、深ーい谷があるわよね♪

意味がずれてるのは、分かっております、ハイ。でも、頭が勝手にずれていくんだもの。
押し流されていく〜
どこへかというと―――その、多分ローズさんの立ってる辺りです。

・こっそり告白その2。「劇団さくらbx」発行『海賊的恋愛野獣系』の副は、ロングの黒髪をほどいています。
で――思い出しちゃったよー。ダウンタウンブギウギバンドの千野さん―――
知らないわよね。大抵のみなさまは。
死ぬほど写真写りが悪い人なんですけど、
ここのならまだ分かりやすいかも。
↓後ろに隠れて不機嫌そうにしているのが千野秀一さんです。
http://www.toshiba-emi.co.jp/cool/otogura/a38.htm
↓こっちでは少し前に出てますけど。
http://homepage1.nifty.com/hihipapa/yawaback.html

それに真崎守の土方歳三。
思わず真崎守を読み返してしまった。この時間がないときに。
しかし、セクシュアリティ(というか、はっきり言うと好みのタイプ)って、変わらんもんですねぇ。
真崎守の土方歳三(だけじゃなく〜)について語りたいよぉ。でも読んでる人が何人いるだろ?
うーん、新撰組好みの方々に本を貸し出したら、話につき合ってくれるかしら。

それもねぇ、テレカを買おうとした店に、どーしてダウンタウンブギウギバンドのCDがあるかなー。
よってたかって、私にお金を使わそうってか?まー、しっかり買っちゃったんだけどね。


お見苦しい表現があります。品位にこだわる方はとばしてね。
欠片10     2001.5.23

心臓が止まりそうだったー

今日ほどMeを恨んだことはなかったし、Meに感謝したこともなかったわ(−_−;)
正確に言うとMeの「システムの復元」機能にだけど……

確かに昨日(5/22)、職場のメインパソ(親機)は不調だった。しょっちゅう固まるし。
「リモートメモリが足りません」なんつー、見たこともないような表示は出るし。
使いづらかったと思う。―――ああ、そこで、ちゃんと直しておけば(遠い目)

でも、今日はわりあいすらすら動いてくれたので、再起動したら直ったのかなーと思ってた。
だからー、せっせせっせと本年度のメールアカウントのお直しして〜
(正確に言うと直してもらって〜パソの先生に出張してもらったのよね)

ところがどっこい帰ろうとしたら、「メールが来てるはずなんだけどー」というお声が……
へーい、調べてみまーすとアウトルックエクスプレスを開いてみたものの。無いやん。
おまけに調べているうちにホームページの方のメールアドレスが間違ってるんじゃないかとなって。
もうもう、帰るどころじゃありませんわ。

「どうしてアドレスが違うんですか」
 私に聞かないでくれー去年の設定じゃー
「どうしてホームページの方にメール送ったのに、アウトルックエクスプレスを開くんですか」
 私に聞かないでくれーそれがメールソフトだからじゃー
「どうして、メールアドレスが二つもあるんですか」
 二つもらったからじゃー

た、頼む。いちいち説明を求めないでくれ。私だって焦ってるんだー

てんやわんやしてたら、爆弾発言が!
「昨日調子が悪かったでしょう」ハイハイ、確かに。
「だから、システムの復元で2月の設定に戻しましたよ。そしたら直ったから」
…………(;゜〇゜)なんですとー!!!
一瞬意味が分からなかった……待ってー2月の設定って、
じゃ4月になってから私が一生懸命インストールして設定したあれやこれやはー?

わぁん、やっぱり消えてるー( ̄□ ̄;)!!
画像ソフトもホームページビルダーも転送設定もぜーんぶぱー
選びに選んで入れたフォントもしょーめつぅ〜

怒るより、もう呆然。どーして4ヶ月も前に戻すのよぉ。ゞ( ̄ー ̄*)
というか、どうしてシステムの復元なんて重大な変更を勝手にするかな〜〜〜〜お兄さん〜
他に同じソフトがつかえるパソはあるでしょうがー。5台もー。
どうして、おとなしくそっちを使わないのよ!

「じゃあ、一昨日くらいに戻したら」というお言葉。
しかし、それにしたら、今日一日設定したメールサーバーの設定は、ぱーに。ジレンマ。
えーい、ヤケじゃ。再度システムの復元ー!復元ポイントは1週間前。

も、戻ったー!!!
へなへなへな〜

メールアカウントはお直ししなきゃだけど、まぁ、それはいいや。
インストールと設定のやり直しよりはマシだわ。

「システムの復元」のおかげで、えらい目にあったけど、
「システムの復元」のおかげで助かったー。
これがWin95や98だったら……
ぷるぷる。想像するだけで背筋に冷たいものが……

しっかし、手間のかかるWinNTを企業が使う理由がよーーく分かった!
落ちないって以上の理由が。
絶対絶対、心臓が止まりそうになった管理者がいたにちがいない。
それも、Win95やMS-DOSの時代にね。
きっと「嘘だろー。お願い、嘘だと言ってー」だったろうなー。

私も思わず「さわるなーいじるなー」の気分に……
なまじ或る程度知ってる人の方が始末に悪い。
「全然分からない」と固まってる人の方が、ずうーっとずうーーっとマシだー。
しかしさ、パソコン雑誌のたぐいも「そんなに壊れたりしないからどんどんいじってみよう」
なんてあおるのは止めてほしい。
パソコンは壊れないかもしれないけど、データやファイルは壊れる(消滅する)んじゃー。
自分のを壊すんならともかく、周りを巻き添えにするのは止めてくれーー。
いっそ、パスワード設定してやろうかしらん。せめて、親機はいじられないように。

と、どっぷり暗くなったなか戻って、これを打ってたら、
きゃーー。ウチのパソまで落ちたー。
……でも、これは私が悪かったんだわ。
コードをたどったら、コンセントから抜けかけになってた。(−_−;)
うっうっ、保存しといて良かった。

はぁー、今日は厄日かも。


ごほーび、ご褒美☆ミ(*^▽^*)ノ彡☆

付記 昨日の疲れからか寝坊したよんとばててたら、事務の方から書類が回ってきた。
   はにー何ですかぁー?とよれきってたんだけど、
   「今年勤続○○年だから、リフレッシュ休暇取れるのよ」の一言で、耳がぴょん!
   何?何?何ー?それってお盆の頃でも取れるの?
   「もちろんよ、少しだけど補助も付くし」!!!
   
   神様、ありがとうー。それとも、ウチの猫のご加護かしらんと思ったわ。
   一瞬後にはまさかねーと打ち消したけど。

   やれ、ありがたや。この週末にはJTBにでも行って夏の予約を入れとこう。

しかし、こーいうのもあれ?「禍福はあざなえる縄のごとし」?「苦あれば楽あり」?
地獄と天国が続けてきたようだわー。まぁ、考えようによっちゃ、逆のパターンでなくて、よかったかも。


欠片11  2001.5.26

地元の新聞の、えっと「天声人語」みたいな欄に、えっ?と思う話がのっていました。

 「QWERTY(クワーティー)」パソコンのキーボードの並び方で、
 当然これが一番打ちやすい配列……と思ってたのですが。
 「タイプスピードを抑えるために考案された適当に使いにくい配列」なんだそうです。
 タイプライターが普及し始めた頃、タイピストの技術が上がるのに、機械がついていけず、故障が頻発した。そこで、とりあえず、一番よく使う文字を一カ所に集めて指を動かしにくくした。一時しのぎの対策のはずだったのに、機械が改良された後も、いったん定着したQWERTY配列を変えるきっかけはないまま今も残っているのだ。

本当でしょうか?キーボードの並びは一番打ちやすくできているんだと教えられた気がするんですが。
出典とか書いてないし、Googleで検索しても引っかからないし、うーん。と思ってたらありました。
http://www.infonet.co.jp/ueyama/ip/episode/qwerty.html
http://homepage1.nifty.com/cura/oya/kb_arguments.html
へえーです。まさに目からうろこ!
で、ちゃんと両方の立場が並んでいるのがネットですねぇ。

そっか、新聞に載ってるからって、鵜呑みにしちゃいけないのね。
キーボードの配列にも、色々あるのかと勉強になりました。


難波見聞記上   2001.5.12

朝からがしがし、お船に乗って移動。
いつもなら、真夜中乗船、始発が動く前に下船というとんでもないスケジュールになるんだけど、今回、ちょっと奮発して高速艇。
USJができたので、使い勝手のいい発着時刻に変わって、記念に往復割引を売り出したの。
あまりのお客の少なさに心配していたら、小豆島からは一杯になってきた。
不便の使いにくいのと苦情言ってたけど、小豆島の人にとっては高速艇があるのとないのとでは、大違いなのねぇ。反省。
まっとうな時間帯に動いたので、神戸で途中下船。

てってってっと歩いて「はた珈琲店」へ。
ここは、いつ来ても変わらない。初めて来たときと同じ。
http://www.flowerbeans.com/hata-coffee/cgi-bin/jboard/jbwatch.cgi
はたブレンドとトーストで目を覚まして、三の宮へ。
途中、グレゴール・コレや海文堂書店や丸善をひやかしてたら、あっという間にお昼過ぎに。
あわてて高架下で夏のバッグ用の布を買って、大阪へ。この夏はブルーデニムじゃー。


どどどどーっと心斎橋へ直行。
なんだかものすごくおなかがすいたので、「北極星」でオムライス食べた〜
ライスにしっかり味がついてて、外側のオムレツはふんわり。
全体にケチャップの酸味がきいてて、懐かしいような味だった。
http://www.mesh.ne.jp/osaka/mechauma/mecha08.htm

今回のお目当ては、「萬野(まんの)美術館」
http://www.vhp.oricomall.or.jp/HCON/shouhou/
銀杏並木の御堂筋ぞいにあるビルの13階。
直通エレベーターで上がると………

人がおらん!!!

昼過ぎのいい頃合いの時間帯なのに、私の他にもう二人だけだった。ま、その分ゆったり見られたけど。大丈夫なのか。
お目当ての「エレン・アダムズ キルト展」
       コンテンポラリー・ファイバーアートの可能性
                 2001.4.24(火)〜7.8(日)
\500

キルトだけでなく、「洛中洛外図」とか江戸時代の美人がとかもいっしょに展示してある。一種コラボレーション的な構成になっていた。
アールデコをモチーフにしたキルトとよく合う。というか、響き合う。着物のパターンはキルトのパターンに呼応するし、屏風の絵図はキルトの文様につながる。
うん、いわゆる「どこかで見たような」っていう否定的な方向ではなく、出会って、影響し合うことによって、また新しいものが生まれてくるわけだ。
……なんか……ここら↑大事なことのような気がする。色づけしといて、後で考えてみよう。
それにつけても、やっぱり作らなきゃダメよね。作り始めないことには、絶対にできあがらないんだから。ちょっと……大いに反省しよう。

こそっ
江戸時代の美人がって……今で言ったら週刊誌のヌードグラビアみたいなもんなのね。
教科書に載ってるのは色も地味だし写真も小さいし、美術の二文字にだまされてたけど……
日本の文化的伝統って……頼もしいわ〜筋金入りだったのね〜

ここ、一隅にはお茶室もあって、そこから外へ出られるようになっている。
外ってつまり、屋上なんだけど、小さな日本庭園になっていて(10坪くらい?)、空がよく見える。
というか、空しか見えない。奇妙に明るい空間。地上ではない、でも、屋上という感じもしない。宙づりになったような解放されたような、浮遊感。

ゆっくり足を休めて、再び外へ。エレベーターで下りて、扉から出るとそこはもう御堂筋の人混み。
このビルの中に、あんな空間があるなんて知ってる人は何人いるかしら。


暑くなったので、おやつは大丸地下で、KIHACHIのソフトクリーム!
な〜んか、デバ地下、hanakoちっく♪
カフェ・モカにシナモンパウダーがたっぷりかかったのが美味だった♪
お昼といい、とってもぜーたくした(^◇^)へへ。
しかし、私が半券買ってるときは、そうでもなかったのに、食べてたらあっという間に人が増えた。
うーむ、行列嫌いな大阪人が並ぶなんて、ちょっとびっくり。
まぁ、一列にしか並べないように作ってあったけどね(^▽^ケケケ
難波見聞記下   2001.5.13

13日の日曜日は、朝からすごい勢いで照っていた。
思わず「おまえの仕業か」と思ってしまった。ウチの猫の6回忌だったもんで。
「今年の天気は目鼻くっきりめりはりがついてて男前」と、どなたかが言ってらしたけど。
男前でなくて良いから、も少し加減ということはできんのか、お天道様。
海の側の会場で並んでると、もう炙られてるようでしたわ。

ま〜、今回はローズさんの分も入れて、無事ゲットできたから。
一冊なんか、目の前で製本終わるのを待って買ったものね。
できたてほかほかと言うか、産地直送というか。
―――まぁ、同人誌自体が産直なんだけどね。

副シャンは少なくて寂しかったけど、SDはしっかりあったし〜
「幸せ地獄友の会」様トコ、ひぽぽたます様はいて当然なんだけど、
○月先生までおいでたのには、飛び上がったわ〜ひえー、あとずさり〜
思わず顔を隠してしまうーでも、しっかりサインはもらった♪わはは〜

しっかし中尊寺様制作のフィギャア、4人ともリアルだったなぁ。
「関口君、姿勢が悪い!」と言いたくてむずむずしてたら私より前に居合わせた人が言ってくれたわ〜
わはは〜

帰りは早めに、16時半の船に乗った。この便はユニバーサル・スタジオにも停まる。
裏側はまだまだ工事中。
関口様が「2年待てば混まなくなるかもしれないけど、それまでにつぶれたら結局行けないから」
とキビしい事を言っておられたが、上手くいくといいね。
これが転けたら、ほんとに大阪はアウトだろうし。
同じ赤字の地方自治体の住民として、密かにエール。

というわけで、充実した週末でありました。

付記 大丈夫なのかと言ったけど、大丈夫じゃないみたいです。
   5月24日付の朝日新聞に「萬野(まんの)美術館」が所蔵品をオークションにかけるって出てました。
   



このページの壁紙、アイコン等の素材は、Asha's Graphics Garden様からいただきました。「高みのガーゴイル」のセットです。


inserted by FC2 system