欠片 2001.8


心身共に色々あったので、やすらぎを求めてネット上を彷徨っておりました。
本も読みました。一般出版、同人誌の別無く。
そうして、思ったことや感じたことのうち、半端な部分――
「どのページにも、ちょっとなー」という欠片を此処にまとめていこうと思います。
当然整理もできてない部分です。そもそも整理整頓は苦手だし…
なので、扉を付けました。
ネガの煩悩の形を見てやろうという物好き、いえ奇特な方はこちらへ
そんなもん見たくないから戻りたいという方はこちらへ
どんな煩悩なんだ?とお迷いの方は以下の駄文を参考にどうぞ。
3月分の「欠片」はページを改めました。
5月分の欠片は、こちらです。
6月分の『欠片』は、こちらです。

欠片 2001.7.30
☆ 不機嫌!八つ当たり!
今頃になって、ナンだけどね。


7/29の選挙、自民が圧勝しやがったー
前回とどう変わったというんだー?党首が変わっただけじゃないか。
で、党首が変わって何をした?

メールマガジンを作ったってか?
立ち上げだけでも9700万円かけて、一ヶ月分の運営費が870万円!
しかも、それがすべて公費だとーーー
きーっそれだけの金があったら、学校のあれとこれと、介護施設のあれとこれとーーー十分買えるのにぃ。


元から苦手だったのは確かだけど、あのメールマガジンが公費で運営されていると聞いた時点で、私はすっぱりと見切った。
自分が良いとおもったら、それが妥当な金額かどうかも考えないのか?
今、金がなくて困ってる日本で、「私的なメールマガジンを公費で発行するのはいかがなものか」くらい言う者はいなかったわけか?
少なくとも、「その金額は高すぎます」くらい。
誰も言わなかったということは、結局自民党の党首というのはお山の大将のままだということだ。
どっこも変わってやしない。


私はあの人は怖い―――
調子よくいってる時はいいかもしれないけど、なにかで躓いたら、逆上するんじゃないかという危うさを感じる。


良い例が、靖国公式参拝。
靖国神社が戦前戦中に果たした役割を考えたら、「公人として参拝する」なんて言って欲しくない。

私的にはどんな考えを持っていようが、そりゃ自由ではある。
が、小泉氏は現在自民党党首で、日本の総理大臣である。
ばりばりの公人である。「公人として」と言うことは、日本国民の総意を代表してという意味だと思うが。
少なくとも私は公式参拝してほしいなんて思ってないぞ。

国の内外から反対を受けた時点で、「なぜこんなに反対されるのか。反対されるには、反対されるだけの理由があるのではないか」とは思わないのか。
多分思ってない。なおかつ、反対意見を説得しようとも思ってない。ただ、ふてくされてるだけだ。
「ぼくは立派なことを言ってるのに、どうして分からないんだよぉ」って。
分からないヤツが悪いと思っている。上に立つ者=自分には、分からない人に説明し、反対する人を説得する義務があるとは毛ほども考えてない。


確かに、死者を悼むのは、悪い事じゃない。自然の情でもある。
その死者の家族や友人にとっては、なおさらだろう。
だから、戦争で戦友を亡くしてるウチの親たちが靖国に行きたいと言ったとき、私もちゃんとつきあった。
しかし、それはあくまで日本国内でのこと。
死ねば皆仏になるというのは、日本の国民感情で、外国には、違う考え方がいっぱいあろう。
まして、その死者によって、ひどい目に遭わされた(と思っている人からみれば)
「死者を悼む前にすることがあるだろう」と言いたいだろう。

どうしても行きたいなら、きちんと「国民に問うてから行け」「他国に対して説明を尽くしてから行け」と言いたい。
「行きたいから行く」では、そこらの子どもと同じではないだろうか。
――「したいからする」「欲しいからとる」ての。

嫉妬だろと言われたら、それまでだけど、石原議員も怖い。
そりゃ、どういう家に生まれるかは、本人の責任じゃないけど。
「ウチは普通の家ですよ」と照れもせずに言えるとこが。
で「今の日本にホントに困ってる人なんかいませんよ」と言えてしまうところが。
自分たち以外の生活があると想像できないというか、しない鈍感さが怖い。

夏コミレポート2001  2001.8.9〜13

☆ 8.9(木)

オタクの夏じゃーと心の中で雄叫びながら〜朝一の飛行機で東京へ。
東京は…暑かった…どーしたんだ?
いつもなら、暑くても空気が乾いてるから、すごく楽になるのに。今年は瀬戸内と変わらない湿気。ひーん。
でも、お昼は御馳走〜〜〜karinさんがお蕎麦屋を予約してくれたの♪
溜池山王駅から徒歩1分。「黒澤」の黒澤流そば会席。
先付から始まって、前菜3種、鉢物、強肴、天ぷら、せいろ、本日のデザートまで7品。
美味しかったよぉ〜お蕎麦ってこんな味なんだ〜そばつゆまでもらっちゃった。

その後、新宿のデパート内の喫茶店で、またひとしきり話し込んでしまった。
karinさん、表紙がまだできてないのに、引っ張ってごめん〜
しかし…なんか買い物の気力が湧いてこない…どうしたんだろう?欲望にすぐ負ける人間なのに。
うーん、まだのーみそが切り替わってないのかしら。

ということで、おとなしくお宿に帰って、早々に送ってもらったくせして見てなかったカタログをチェック。
アンデルセンのフレンチトーストとカボチャプリンをお供にコーヒータイム〜
ああ〜幸せ〜休暇の始まりじゃ〜♪
☆ 8.10(金)

10日の朝は、のーんびり朝寝して、10時前に通勤快足で、神田へ。
なんで神田かというと、その〜べつに古本屋に未練があったわけじゃなくて、デロンギなのよね。
少し前に、地元の喫茶店でデロンギのコーヒーミルを見たのよ。それが……かっこいいんだわぁ〜
豆を入れる部分は透明で、本体は艶消しの黒一色。間のカバーは銀。ボタンも銀。
で、同じ銀で小さくDeLonghiのロゴが入っているの。くらくらしちゃった〜〜〜
…………私は何を連想したのでしょう……わ、我ながら……

まーともかくそのデロンギの直営カフェが神田にあると聞いたので、行ってみたかったのよー
東口からてってと歩いて、3分くらいかな。「Caffe DeLonghi」
豆を選べますというので、酸味のイリーという豆でエスプレッソをオーダー。
トマトが入ってないという理由で、サーモンのパニーニにしたけど、これがアタリだった。美味!
これで、合計490円は安い。
イタリアンカフェかなと思ったら、内装はアジアンリゾート風だった。
壁は赤土。床はテラコッタタイル。いすは編み込み。テーブルは、バリ風の木。
1階は、カウンター席だけだけど、地下の方は、椅子の座り心地もいいし、粘れるかも。

Caffe DeLonghiに行く途中、すごくすてきなビルディングを見ちゃった〜
「丸石ビルディング」
大洋商会とかとかいう紳士服メーカーとかが入ってるんだけど。
入り口には獅子が狛犬のように鎮座ましまして、ガーゴイルもちゃんといる。
窓やドアの上には半円のアーチ。その上には、ぐるりっと十二支。
壁にはアカンサスやかごめ模様がぎっしり〜2階以上は赤煉瓦。
す、すごいわ。さすが東京。今じゃ、とうてい作れない建物よねぇ。

おなかがくちくなったところで、のんびり有明へ。
したら、バスがむちゃくちゃ速かった。バスに乗ったのが11時過ぎてたから、着くのは12時頃ねと思ってたのに、11時半には着いたわ。一般の列がまだ並んでたくらい〜

今日は2カ所だけだし〜まずは、なびすこ様とこへ。お疲れさまを言って、頼まれてた本を買って。
さあ山本様とこへと思ったら、きゃーこの行列はなにー?
そーっと列が短くなるのを待ってたら…わーん、完売してしまったぁ。お土産にしようと思ったのに、くすん。
諦められずにじっと見てたら、なんだか見覚えのある顔発見。
いや私は、山本様の顔は知らないンだけど、なんかBOYに似ている。
で、やっぱりその方が山本様だった〜よかった、せめてご挨拶できて。

でも、オタクのお兄さん方、ちょっと見直した。こういうときの諦めはいいわね。
よそだと絶対ごんたくれるというか、文句たらたら言うヤツがいるんだけど。

しかし、「ここの本を買うんだー」というぼんのーが少ないとこーも気が楽なのね。ほほ。
東京駅から渋谷へ行こうとしたら、「名古屋の豪雨のため、新幹線は止まっております」のアナウンスがひえぇ〜
今日帰る人や明日来る人は、大丈夫なのかしら。

とりあえずいったんお宿に帰って、一休みしてから渋谷へ。
東急百貨店のバスを利用してBunkamuraへ。「ナンシー派展」を見に行く。
――うーん、さすがにトータルデザインを考えたナンシー派展らしい。照明とか、展示の順序とか、ちゃんとトータルコーディネイトされている。
私的には、テーブルの上や額縁のバックにおかれたファブリックが〜よだれもんだった♪欲しいなぁ。アンティークの布もセットで売ってたんだけど、3千円かぁ。うーん。
明日いくら本題に使うかによって、考えようっと。

Bunkamura向かいの喫茶店「セピアの庭で」で休憩。ワンパターンだけどコーヒーとレアチーズケーキで、コーヒーブレイク。幸せ〜

さー明日は早く起きなきゃ。とっとと寝よう〜コピー誌作りにひーこら言ってる皆様には悪いけど、お休みなさい〜
☆ 8.11(土)

どきどきしてるというか緊張してるというか、やたら目が覚めちゃうので、とっとと起きて東京駅へ。
karinさん、ローズさんと待ち合わせ。大荷物をカートに積んで、やってきましたお二方♪
ローズさんが確保したタクシーの運転手さん。今年は当たり〜♪でした。
気安くて道もよく知ってて、すいすいと進んで、あっと言う間にビッグサイトに到着。
去年とは大違いだったわ〜


頼もしいローズおねー様にワンピ本の購入をお願いして。頼まれた本を買いに走る。
ごくどーもん〜だわ。ごめんね、karinさん。
今回初めて壁際の大手さんに並んで、ひええーー
そ、そうか。大手さんの本を買うのって大変なのね。

この日は特別なこともなく、無事に終了。お荷物を西館へ移してバス待ち。
いつものおばさまががんばってるのだけど、花火大会の影響で埋め立て地を出ていったバスがなかなか戻ってこれないので、待ち時間も長い〜
晩御飯は3人一緒に、食べた食べた〜♪


宿に戻って、ふっと気づいた。ぎゃああーー
夕方雨が降ったのよね。でも帰りバスに並ぶ頃にはもう止んでたし、
気にしてなかったんだけど…甘かった、ああつくづく甘かった。
紙袋の底から水がしみ込んでるうーー!!!
下になってた大判の本が……うっうっ
しくしくしく。こんな失策初めてだよぉ。
いつもでっかいゴミ袋に入れて持ち運ぶのに、昨日に限って忘れてたのよぉ。ぐすぐすぐす。
救いは、このサークルさんなら、多分大阪に来られるだろうってこと。クスン(>_<)
☆ 8.12(日)

朝、中央特快の中で気が付いた。
買い込んだ本や洗濯物をひとまず宿から送ったら……わーん、お土産用に分けといたお金の封筒まで送っちゃったよぉーー。
なんてこったい、ま、飛行機のチケット送らなかっただけマシか……

今日も東京駅で待ち合わせ、3人でタクシーに♪
途中ばしゃっと雨が!ひえぇー、これでは地面がどろんこ状態だわ。
道は、けっこう混んでます。「やっぱり今日は土曜だから混むのかしら、ゲームの方が混雑してると思ったけど」

右折車線は例によって詰まっています。でも、まだ8時だし、余裕よね〜
なーんてのんきに構えてたら、いきなり!
「あの信号は、なかなか曲がれそうにないないから、信号の前で下ろすから歩いて」
は?でも、「やたらなトコでタクシー降りちゃダメ」ってカタログに書いてあったけど。
荷物もあるし、小雨も降ってるしぃ。
と一応抗弁したんだけど、「大丈夫、大丈夫」「あの信号渡れば、建物まではすぐだから」
しようがない、確かにすぐだし、雨もほとんど止んでるし……

………………………………

「すごーーーーーーーーーーーーーーーーーーく甘かった!!!!!!!!」
karinさんのお言葉通りでした。
横断歩道を渡るための大行列が出来ていました。最後尾ははるか彼方…
ほとんどゆりかもめの終点まで続いてるんじゃないかというくらい長く長ーーく!!!


そーしーてー横断歩道を渡った先には階段があるんですよね〜
大荷物をのせたカートを持って、雨で滑りやすくなっている階段を上がったり下りたり
karinさんの記録によると
「タクシーを降りたのが8時5分。タクシーで乗りつける入り口についたのが8時45分」だそうです。
私はまだ東だからいいけど、karinさんとローズさんは西館なのよね。
私も、なんとか自分のスペースに落ち着けたのって、9時5分前!!!
で、開場と同時に例によって野牛の突進がーーあ、あの中を横切ることはとーていムリ…
そーこーしてるうち、右足首がじんじんしてきた。しくしくしく。
山本様のスペースへ行く余裕もなくて…ボーーー。
わりと涼しかったのが取り柄だけど、りえこさんと中央線でまっすぐ新宿へ。

さすがに二日目と三日目はうろつくとかいう余裕は無かったです。
宿に戻って、シャワー浴びてご飯食べてばったん。ああ、年じゃ〜
☆ 8.13(月)

目覚まし止めて、ゆっくり寝た〜起きたら8時だった。ゆっくり朝ご飯食べて、カキカキカキ〜
チェックアウトタイムぎりぎりまで粘って、お外へ。薄曇りという嬉しい天気。
あとは、土産を買うだけじゃとお金を出して、のんびり買い物………の、はずが………
どうしよう…使い込んじゃったーー!デパートへ行く前に!
ちょっと秋物の新柄を見ようと思っただけなのに……いや百歩譲って秋冬物を買うならまだしも……夏物買っちゃったよーーー
どうすんだよぉ、今頃夏物……来年のためかいな?はあぁ〜
(記憶力のいい方。もし来年の夏、私が目をむくような色のワンピースを着てたら笑ってやってくださいませ、くすん)

己の自制心の無さに愕然としたせいか、足まで痛くなってきたので、その後どうしたかというと……
文房具屋と本屋巡りをして、喫茶店のはしご〜でも、今日の店はどっちもハズレだった。
長居はできたけど、コーヒーの味がぼけてたり、クレープってなまあったかいもんだっけ状態……ちぇっ。
でも、まあ、お手紙も書けたし、妄想の竹林も育てたし〜ま、いいかぁ〜

飛行機は空いてました。さすがに盆の真っ最中の月曜に帰省しようなんて人はいないか…
でも、空港は混んでた。で、考えさせられちゃった。

空港のエレベーターに乗ろうとしたら、降りてきた6人家族。
大きなトランクを引っ張って「速くー」「ドアが閉まるー」とけたたましくて。
あわててドアを押さえてあげたんだけど、最後の一言は……
「何よ、あの人。ドアの傍にいるんだから開ボタンを押しててくれりゃいいのに」でした。(¨ ) アノー
――あー、私に言ったわけではなくて(だったらもっと怒るよ、私だって)
エレベーターに残ってた夫婦もんに言ったんだけど〜
文句言う前に、まず押さえといてあげた私には?礼の一つも言ったらどうだ?それか、家族なんだから、とっとと行っちゃうんじゃなくて、先に降りたもんがいったん止まってドアを押さえとくとか…
何だかなぁ…でした。
言われた夫婦もんはへーぜんとしてたけど、私の方がなぁ、いたたまれない……


このページの壁紙、アイコン等の素材は、Asha's Graphics Garden様からいただきました。「高みのガーゴイル」のセットです。


inserted by FC2 system