「なんじゃ、こりゃ」と思われた方は、速やかにお戻りください。
お互いの心の平安のためです

ひょんな事から、巡り会ったコミックマーケット。何でもありの自在さと、「好きなモノは好き!」というパワーが、救いをくれました。

・書き込みは、順不同です。ここまでいらっしゃった方なら、読んでいくのも嫌じゃないだろうと独断。
・ホームページをお持ちで、かつOKいただけたサークルさんには、リンクを貼りました。

  2003年夏〜のご報告
少しずつ更新します。蟻くらいのスピードですかしら。;^_^A
サークル名 ジャンル タイトル コメント


荒川マジック
オリジナル(マンガ) 『来訪者 33』 『来訪者 33』無事に『ひゃく!』を越えて今回で通巻101♪
『ひゃく!』には、小さい頃のほしみちゃんも登場。そうそう、こんなだったと再確認して懐かしがってしまいました。小さい頃なんて、本でしか存じ上げてないんですけどね。すっかり刷り込まれてます。でも、ほしみさんも私には恩人なんですよね。落ち込んでたときに言ってくれた一言と、それを取り上げてマンガにしてくれた浪花愛様に感謝♪
ホームページも公開されて、その通巻ぶりを拝見できます。はい、「継続は力なり」って…昔々受験生時代に言われましたよね。アレが実感できます。そうして、好きなことでなければ「継続」自体難しいってこともね。
ホントにさりげない日常のお話です。(まぁ、母が同人てのがちっとふつーと違うかもしれませんが)毎回毎回なにかしら「そうだよねぇ」としみじみすることが。
今回のヒットは、KODOMO11。「五感て記憶のひきだしのちょっと不思議なところにひっかかってるよね」少し斜め上から見下ろした構図の中、仲良く語る愛さんとほしみさんが良い感じで羨ましいです。 ほしみさんの高校生活ももう最後。『来訪者』で見てる限りは日本の高校生もまだまだ大丈夫と思えてしまう。うーん、これも愛かなぁ。愛あるまなざし……




スパーキング・ロケッツ
アニパロ
ワンピース(副×シャン)マンガ
『I'LL BELONG…』 えへへ〜『海に続く森』の続編なんですよ〜♪
既にシリーズナンバーで呼んだ方がいいかもしれませんけど。私がすっころんだ大元。表紙は優しいトーンのカラーです〜
「好きだから海賊やってて やろうと思ったからやってるだけだ」
何のためらいもなく差し出されるシャンクスの手が!はー、お頭だぁ、ホントに。ホントにホントに、ここのお頭は、オトナで、ゆとりっつーものがあります。シャンクスは悔やまないだろうし惜しまないだろうけど、その分ベンちゃんが覚えてて慈しんでるんだ……「忘れない 好きだった あの手」という人魚副ちゃんの独白。波のように繰り返す彼の言葉にならない言葉が、胸にしみるです。
でも、どんなに言葉を費やしても、最終ページの副がどんなに切ない顔をしてるかは伝えられない……
もっともっとこう、この嬉しさを伝える言葉が…見つけられない。精進しなくちゃ。
タイトル、直訳すれば「私は属しましょう」 私の意訳(既に超訳かも…)「未来永劫、この魂の存在する限り、私はあなたと共にある」わはは〜笑っていーです(^◇^;)




べたなぎ
アニパロ
ワンピース(副×シャン)マンガ
『海藍 赤い軌跡』 逆光に映えるシャンクスが赫々として輝いていて…ああ、海賊だなぁと腑に落ちるというか。そういう体型なんですよー(^_^;)
すぐ後ろに控えるベンは少し違ったトーンで、つり上がった口の端がもう嬉しくてたまらないというか、何でも来いっていうか。とにかくかっこいいです。
物語は一気に、最終局面へ!勢揃いして再び旅立っていく赤髪海賊団の面々は、惚れ惚れするよな面構え!壮観としか言いようがない。
シャンクスは伝説となったんだなぁ。彼を繋ぎ止められるものなど、この世には存在しなくて――
この地にとどまったルフィの「あれの思い出は消えることはネェ」「永遠にオレの宝だ」という言葉が重いです。
個人的に考えていたことともかぶってたせいもあって、ずしっ。
シャンクスはちゃんと思いを伝えることができたんだなぁ。ルフィに、ちゃんと受け取ってもらえたんだなぁと思うと……泣けてきます。
両者の幸せを思って…… シャンクスに出会えた白ひげもまた……




劇団さくらBX
アニパロ
ワンピース(副×シャン)マンガ


『Rain man』
えへへ〜しとどに濡れた二人〜♪すっごく色っぽいです。とくにちろりと振り返るシャンクスの目は、男殺しです。絶対!
無視なんてできるわけありません。ええ、しっかりノってましたわ。副船長。そうして、ふててるふててる〜こっちの振り返りは、かなり剣呑。だろうなぁ、抵抗できないくせに引きずられて自己嫌悪の男よね〜副、今回背中むき出しのサービスをしてくれてて、こつちも嬉しい。でも、すぱっと脱いでる副のカラダより、シャツが張り付いたお頭の方がやらしー。見返り美人ですね、シャンクス。
Tea timeで、のどかにお茶を飲み、きれない二人もいい味。一瞬に反撃する二人の素早さが、線に出てて、うっとりもんです。
ポスペ話もあって、わ〜い♪お頭はともかく、4等身のベックやミホってのは……くすっときますよね。特に余裕のないポス副、苦労するわね〜飼い主とコイビト両方の面倒見なきゃいけないなんて(^^ がばれ〜




Revadavia〜リバタリア〜
アニパロ
ワンピース(副×シャン)小説

『デラシネ』
タイトル、ほんとは仏語表記です。硬質な文体で綴られたとても波瀾万丈な物語。副なんて、とってもいたぶられてます。それでも、幸せそうですけどね。こちらのお頭は、とってもクールです。利口です。生き方に迷いがありません。その潔さが、いらんものまで呼ぶのですな。
副とは、かなり辛口のやりとりする仲。でも、「もう見つけてある」なんてあっさり言うんです、この副。
オリキャラのエリアザールの狂気に最後の一押しをしたのは、やっぱ副がシャンクスの隣にいるってことですかね。シャンクスに「オレの左腕」なんて言われる男――私だって、妬んでしまいます…剣呑剣呑〜
これは、ヤソパパの物語でもあります。アルレットやルネに向かい合うことで。己の罪を再確認し――それでも、彼もシャンクスの傍を選ぶ。読んでると、ベン以上にシャンクスに魅入られてるのはヤソップのような気もしてきます。愛しているのに、家族よりもシャンクスの傍を選んだ……その選択を悔やんだりはしない点で、彼もまた赤髪海賊団の一員…いい男です、ヤソップ。



京極堂書店

カストリCo.

higaki 


ミステリーパロ
マンガ
京極夏彦
『出た!』

合同誌
タイトルと正真正銘陰摩羅鬼本という中表紙がすべてを物語ってますね。『陰摩羅鬼の瑕』が発行されたのは夏コミの1週間前。そして、この3サークルさんはすべて描き手さん(^^; 愛ですねぇ。愛としか言いようがありません。なので、私も『陰摩羅鬼の瑕』を読み終わるまでは、と封印しておりました。(いや読むのは我慢ならなかったけど、)
いやー笑えましたね。読む前も笑えたけど、読んでからも笑えた。一番笑えたのは、由良家の書斎で泣いて喜んでる京極堂の図でした。書痴の気持ちがすげー出てる。
で、関口のぼろぼろこぼす凄いセリフをきっちり追いかけてるお三方の執念ったら〜関口構われ通しで、ずーーっと榎木津といっしょで、そらー萌えあがるでしょうねぇ。ほほ。密かに冬を楽しみにしてる私(^^


天然危険物
(NBL)
アニパロ
ワンピース(シャン×副)マンガ
『ENTRAPMENT』 これは、ストーリーは言えません。けっこうしたたかなベンとベンにご執心のオリキャラ、シドのお話がメインと言うことだけ。そして、猫好き必見。ベンも負けるかもしれない美人猫登場。ベンちゃんがしてやられてます(^_^;)
『LA NEREIDE』
小説
月のきれいな夜にしっとりとした良い雰囲気出してる二人。
シャンクス、大人です。相棒を幸せな気分にしてくれる人です。
そして、実に私好みのエンディング。ええ、二人は幸せでなくちゃ。
『PAINT THE EARTH』 こちらはオリジナル。
アメリカが舞台。腕白アンディ君の成長物語です。子どもは、一日で大きく変わったりするものなのです。先住民の残したある仕掛けが、アンディ君を少し大人にします。親でも先生でもない年長者を得て。しかし、彼の絵が先生の域にまで上達するのは何年後かしら。



福良雀
アニパロ
ワンピース(サンジ+チョッパー)マンガ
『ザンコウ〜残光〜』 ピンクのバラのドレスがお似合いの二人です。ええ二人とも♪
ドラムの国を旅立つチョッパーの初恋物語。ああ、やっぱり可愛いです。買い物に出た村の中で黙り込んでたところ。皮むきを押しつけられながらサンジに抗議するとこの一粒の涙にくらぁ〜サンジの大きさにも惚れ直しました。ジャガイモの皮むきしながらの会話というのが、また良い味出してまして。チョッパーのフォーリン・ラブがよーく納得できます。
今回のゲストはかやらきりさま。ここちらのチョッパーはかなーりワイルドです(^^ その分、サンジが乙女かな。ナミさんが良い味出してると思ったら…ぷぷ。このぷふのわけは、サイトに行ってみると分かります。




いわゆる一般出版物のうち、有明にも関わりが深いものを、こちらにアップします。
著者名
タイトル 出版社 値段 ページ数
コメント・他


東浩紀 笠井潔

『動物化する世界の中で』

集英社新書 \660 221ページ
2003.4.22発行


夏の旅行の間読んでて、何だかやるせなくなった本です。
二人の著者名と「動物の時代という現実に対応するための言葉」という惹句で手にとって、そうしてある意味、確かに面白かったのだけど……
笠井潔……今はもう無い雑誌「野生時代」(1974〜1996)でデビューした当時の彼は、まさしく輝いていた。それ以後の30年余の時は笠井に次々へダメージを与えていったろうけど、それでも逃げてはいないと思う。そして、東浩紀が真摯に己を語り、誠実に世界と対峙しているのも分かる。なのに……かみ合わない。そうしている間にも世界は激変しつつある。笠井にも東にとっても不本意な方向に進んでいるのは間違いないと思う。
世代間コミュニケーションのなんという困難!ましてそれが生き方などという価値観を含んでいれば……どんなにか伝えにくいものだろう、かつその失敗に関して、どんなにかダメージを受けるだろう。年齢を重ねれば重ねるほどに。
オタクにも思ってしまう。シャンクスは、なんて幸せなんだろう。己の存在を生き方を、次に来る世代に焼き付けた。それは、その幸福はあれほどの犠牲を払わねば手にすること能わず、なのだろうか。
・東浩紀という「私は生きられる必要がある」。私が生きるという契機として、読むことも書くことも経験される。(笠井)
・無責任なガキは醜悪かもしれないけれど、根拠もないのに責任を振りかざすオヤジは、無自覚なぶん、さらに醜悪ではないだろうか。(笠井)
・セキュリティのシステムに守られること、それはまさに、哲学的に言えば、世界に対する人間的関係(配慮)を喪失し、余計なことは何も考えず、動物的な頽落状態の中に微睡(まどろ)むことを意味するのです。(東)
中央線沿線の町(ここでは高円寺だけど)が「世界の平板化の荒波のなか、「昭和的」としか言いようのない独自の価値観を守り続けている一種のテーマパークのよう」と指摘されていて、笑えた。確かに(^^ ああ、だから私には居心地がいいのかぁ。



実際救ってくれたのは、このコーナーの本たちでした。

特に、荒川マジックさんの「ねこばなし」で一時預かった子猫を
「いまはもういないけど、あのこはあたしのことが一番好きだったんだよ」
いっている言葉を読んだときは、全ては許されるのだと、言ってくれてるような気がしました。
そのほしみさんも、もう高校生なんですよねぇ(‥;)

2003年春の記録は、こちらです。

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