英雄 HERO』

                                           2003.9.9

わはは(^◇^;)『パイレーツ・オブ・カリビアン』に続けて見ちゃいました〜
どっちもスキ〜と萌えてる自分の欲深さが笑えるです。
あちらは虚構の中のリアルを目指してますものね。
対極にあると言っていい2作品です。
この映画では、リアルは捨てたんだと思います。美しい‘絵’のための人物、動き、自然さえそのもののありのままの姿ではなく、画面の美を構成するファクターになる。詳しい事情は知らないけど、ある意味、衣装のワダエミと撮影監督のクリストファー・ドイルの世界と言ってよいのでは。 ワイヤーワークは……すみません、値打ちが分かりません。
ある意味確信犯。生身の肉体は要らないのですね。革命的アクション作品というのとは、違う、うーん、美しい動きがあればいい。だから悪いとか良いとかではなく、目指しているものが違う。
そう、鈴木清順作品にも似てますよね。
ぐーっと生々しさが消されてるけど。正準作品に出てくる男や女は、みんなめちゃ色っぽいから。
ああ、清順と対で張り合った役者達が恋しい。というのは閑話休題。
ストーリーは分かりやすいです。
『羅生門』と比べられてましたけど、あそこまでの視点の切り替えはないので。
「史記一刺客列伝」の荊軻(けいか)のエピソードは有名ですが、その裏の裏と言えばいいかも。
つまりは、「士は己を知るもののために死ぬ」ということですな(びみょーにネタ晴れしてるかしら)
残剣(トニー・レオン)の色気と、泰王(チェン・ダオミン)の凛々しさにやられましたーーだって、泰王のセリフがまた〜「一番の理解者が刺客」云々て、誘惑してんのかいっ感じですね。カリスマ君主と言うか、覇王の風格というか。うーん。くらくら〜
いや、他の刺客もスゴいけどね。無名(ジェット・リー)と長空(ドニー・イェン)の戦いは
特に残剣と恋人同士という設定の飛雪(マギー・チャン)の壮絶な色気ってば!どー見ても、このカップルって飛雪×残剣よねと思ってしまった私って…
あの画面を見て、あの画面の中に溺れるのは、快感です。ぜひ大スクリーンで見るべきです。
映画館に行きなはれ〜


「パイレーツ・オブ・カリビアン」  
                                            2003.9.7

「ターミネーター」と「マトリックス」は逃しちゃったし
せめて「パイレーツ・オブ・カリビアン」と「英雄」くらいは!
某お頭にそっくりだという雀太郎船長と「40越して長髪靡かせて男の色気振りまく」と天下のA紙上で評されたあのお方を大スクリーンで見なくてはーー!
先に終わりそうな船長ものを先に見てきました。結果は……へっへっへっへ〜でした〜\(^^@)/ええ、頭に花が咲きそうでした〜♪

ストーリーとか伏線とかは言いません。
ラスト、最後の最後の○○はパート2のため?なんてことも考えないでよろしい。
とにかくジャックを見てましたね。初登場から度肝を抜いたジャック〜ふらふら歩くというかふらついてるジャック〜ロープでスィンギィングするジャック〜マストのてっぺんに突っ立ってるジャック〜
某サイトにあった「じょに〜でっぷのための映画★ 」という一言がすべてを物語ってますわ。
ジョニー・ディップを意識して見たのは「デッドマン・ウォーキング」でしたが、あのときもなんだかふらふらした男を演じてましたな。「デッドマン・ウォーキング」はモノクロ画面の中で気怠そうでしたが「パイレーツ・オブ・カリビアン」は。まー派手ですね。夏にぴったり(^^

gooの映画評では「異端のキャラクターをやらせれば右に出る者なし」だの「間抜けなんだか賢いんだか、敵なのか味方なのかも判然としない」だの、えらい言われようでしたが。これがほめ言葉なんですよね。


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