「なんじゃ、こりゃ」と思われた方は、速やかにお戻りください。
お互いの心の平安のためです

ひょんな事から、巡り会ったコミックマーケット。何でもありの自在さと、「好きなモノは好き!」というパワーが、救いをくれました。

・書き込みは、順不同です。ここまでいらっしゃった方なら、読んでいくのも嫌じゃないだろうと独断。
・ホームページをお持ちで、かつOKいただけたサークルさんには、リンクを貼りました。

  2004年夏〜のご報告
少しずつ更新します。蟻くらいのスピードですかしら。;^_^A
サークル名 ジャンル タイトル コメント
Electric Sleeper アニパロ
ワンピース(シャン×副)小説


『Bras D'or.』
シャンクスが左腕を失った直後のお話。悲痛なんだけど、流麗なフレーズが文の流れが、読み手を先へ先へと押し流していく。最終、祝福へと至るまで。バラバラになってしまいそうな不安の中、シャンクスが放つ輝きが赤髪海賊団を照らす。そう、シャンクスという存在は、腕がある時も喪われた後も、黄金以上の価値があると、レトリックの限りを尽くして囁かれ、安堵する。“赤髪の”海賊達も私も。
そんな中、副がとってもイタイです。ある意味、当人であるシャンクス以上にダメージを受けたろうに、ルフィにも部下達にも、ちゃんと配慮できる。彼の誇りが次第に浸食されていく様が、幻肢痛という精神に起因するところの病に表れているようで、辛い。“副船長”にとって“己の船長”を喪うことがどれほど痛いか。けれど、そこで歯を食いしばって踏みこたえられるところが、副の副たる所以であり、シャンクスが彼を信頼している理由なんだろう。銀狼の船の副船長ピット・ブルとは、そこが違う。シャンクスを失わずにすんだとき、ささやかな嫌味を言うくらい許されてしかるべきでしょうね。「……どいつもコイツもあんたを追っかけるって寸法だな」よく言ったとほめてやりたいくらいですな、私としては。
…ピット・ブルを笑えない。喪うことへの怯えに負け、名を捨てても己の船長を守ろうとした彼を嗤う事ができる人間などいはしない。その心情を最も理解しているのは副?もしかしたら、シャンクスかもしれないとも思う…
SEEKERS アニパロ
ワンピース(副×シャン、シャン×副)マンガ


『アゲハ蝶』
シャンクスが左腕を失った時からのお話。恋愛ではないはずと言っていた、恋するのは怖いと言っていたふたりの関係が、“その刻”をきっかけに変わっていく。若い二人のお話です。ひらひら翻る空っぽの左袖から「目を離せない」という副船長の切なさというか切実さが身にしみます。喪われる事で誰にとっても忘れられないものになってしまったシャンクスの左腕を、副は取り戻したかったのではないかしら。自分にとってだけ意味のある時、自分しか知らない左腕を自分の中に積み重ねていく事で? その上で、シャンクスの新たな動きも決して見落とさず記憶の中に刻み込もうとしているような気がします。戦闘シーンのシャンクスの動きと副の視線を見ていると、きっとそうだと思える。多分、そうすることがふたりの関係を築き直すのに必要だったんだろうな。
で、副ってば、よっぽど煮詰まってるのか最後まで攻める一方。今回、強気です。ある意味らぶらぶと言っていいかも(//v///)
豪華ペーパーの綴じ込みマンガも楽しいです。もろ季節もので(^^ なのに、10月になってからカキカキしている…遅れてますねぇ(^_^;)

劇団さくらBX
アニパロ
ワンピース(副×シャン)マンガ



『月が落ちるまで』
「珊瑚と花と」「月が落ちるまで」の連作。
副と牡丹だーー(^O^)艶々とした黒の中に浮かぶ副と牡丹にノックダウンされました(^O^)髪が〜髪の線が美しい〜♪
いえ、ちゃんとお頭も愛してますよ。うん、今回寒イボ立てながらも、ちゃんと副に言ってるじゃないですか。「永遠からそう遠くない場所にいる」と。互いの中に永遠を感じること=共にいる現在が既に“永遠”でもある、ということでしょう。
「先に逝く」より「置いていかれる」より、「おまえを一人にする」のが嫌だというのは、この上ない殺し文句だと思います。特にお頭が副に言う場合は。しかし、副と並ぶとお頭の色っぽいこと。今回出だしとかで普通に動いてると静かな印象すら受けるのに(あのお頭が?!)副が横に立ったとたん、おそろしく獰猛な気配が… 舌を出して誘ってる場面もなかなか〜でしたが、それ以上!いっそ凄絶。それとも壮絶?やっぱお頭にとって副は特別なんだろうなとしみじみしました。少なくともあり得ない永遠を見たくなるほどにはね。
紅林さんのゲスト漫画は、にゃ〜と笑えます。お頭、どこまでとびっきりの酒を探してるつもりなんだか(^_^;)お願いだから、さっさと戻って来てぇ(by心の叫び)
天然危険物
(NBL)
アニパロ
ワンピース(シャン×副)マンガ


『OPIUM POPPY』
黒髪に紅い花はよく似合う〜お頭の我が儘につきあわされちゃう副船長、のはずが……これ、はしたない〜(//v///) もうすっかり誰かさんに染まっちゃって、いけずな事ったらありません。まったく「受なのに攻みたい」です。鬼畜攻は良く聞くけど、鬼畜受ってのも、あるんですねぇ。でもまぁ、二人の間のことは、片方だけの責任じゃないし〜 ベンがある意味毀れたのも、シャンクスを喪いたくない一念故でしょうしね。ここまでせっぱ詰まってるベンもなかなかと思ってしまう私が一番鬼畜かもしれません〜


『BLUE SABLES』
表題作はミホゾロ漫画。でも、シャンクスが登場する小説「太陽は夜も輝く」に目がいく私、なんて正直なんでしょσ(^◇^;)多分、シャンクスがルフィを見る眼と、ミホークがゾロを見る眼は近しいと思う。それに対して、シャンクスを見る眼は、逆のベクトルにあるような気がする。待つことなど必要ない相手。海にいる限り、喪われることなど無いはずの存在。だからこそ、強気に出られる?「堂々を通り越して何やらふてぶてしい」ミホークの態度に笑ってしまいました。
そして「与える」ものとしてのシャンクスに納得。彼は奪うのではなく、惜しみなく何かを与えていく。だからこそ、ミホークは共には行かなかったのかもしれない。太陽に近づきすぎ蝋が溶けることを怖れて?怖れるという言葉はミホークには相応しくないけど、そんな気がするのですよね。
Phoenix machine 「戦闘妖精雪風」パロ
マンガ


『Phoenix machine』
出撃を控えた夜。ブッカー少佐と零が過ごす夜。
私には名前が分からないのだけど、柔らかなグラデーションが二人の夜にふさわしい…ドラマティックとは遠いかもしれないけど、淡々と零が語る言葉の数々は、実はかなりすごいのかも。少佐への信頼に溢れてるじゃないですか。零の過去は語られないけれど、この地、フェアりぃ星に来た以上決して満ち足りたものではなかったはず。けれど零は少佐の思いをちゃんと受け止めた。その上で、生き延びるために一人は飛び立ち一人は後を守る。彼らは死ににいったんじゃない。どちらも「生きるために戦う」―― さらに言うなら、「人は幸せになるために生きる」のだと、零の笑顔は教えてくれる。どんな形の幸せであるかは人それぞれであるにせよ。彼らは彼らなりの幸せに向かって挑んだのだと信じられる。
しかし、この零は笑顔が似合うこと。少佐の微笑みもステキで、ラストの一ページを開いたとたん、広がる光景――― 零の全開の笑顔に息をのんでしまいましたよ。彼らはこんな風に生きているのかと心底思えました。
TR.co.

<TR社>と読みます
「戦闘妖精雪風」パロ
小説



『Moonlight Blue』
また、妙なところで萌え(^_^;) 一応妙齢の美しいと言っていい女性の容姿を形容する言葉も雪風のスペックを表現する言葉も同じというところに、零のキャラクターを見てしまって薄笑い♪ そうだろうなぁ。
そうして「白髪はいいけど禿げは嫌」という辺りに同感したり。今回特殊戦のエース殿はたいそう人間くさい。ああ言えばこう言い返す少佐殿とのやりとりもとっても楽しい。こんな場合、この二人なら、こうなるだろうなと思えるからでしょうね。
責任を負わせるとかずっと一緒にいなきゃ嫌だとか守ってあげたいとかじゃない、けれど「あんたじゃないとだめだ」と言える間柄というのは良いなぁ。そのかけがえのないという感覚こそが、機械人間と評されていた零を変えたのだろうな。
今回、『おかえり』という言葉の魅力にしびれました。帰る場所があるということ、帰っていいのだということ――ありふれていると思っていたけれど、そういえばこの挨拶は無事な帰還への言祝ぎ=寿ぎであったのねぇ。
冒険野郎マクガイバー オリジナル
日常マンガ


『本当にあったとんでもない話16』
またまた主役を張ってるK子ちゃん話がメイン。K子ちゃんてば、酒の女王なだけでなく、言い訳大王でもあったらしい。最終ページでは危うく無国籍になりかけてるし…しかし、何したら(しなかったら、かな)そのような事態に?3ヶ月の船旅に出たM氏ネタも4ページありますが、のぼりに紙テープって…M氏旅立つ前に疲れ果てたんじゃ(^_^;) いや、もー これ読む人は間違いなく関西人への誤解を深めそうですな。ゲストの姫さまとO氏のマンガも、誤解を解くんじゃなくて拡大・助長しそうだしね(^^ 楽しければOKだけど〜♪
個人的事情で「ところてんには黒蜜か酢じょうゆか」というのに笑いました。基本的には東の酢じょうゆ、西の黒蜜らしいんですが、「そこまで言う」し「そこまで言われる」のね。味覚の対立って根深いのねぇ。
パロ・
ロトの紋章・マンガ


『ここより永遠に』
賢者さまがもてあそばれてますよ〜(^_^;)ロトの子孫達にσ(^◇^;)
「ビンボーくさい勇者さまと聖戦士たち」とあるように、かーなーりー関西風味。ええ、勇者だろうと戦士だろうと暮らしていかなくちゃならないのよ。味噌も醤油も鍋も釜も寝るとこもいるのよ。でもって、賢者とその元で修行を積む未来の勇者のはずが、子育てに苦労してるセンセの図に見えてきましたよ。カダル、何年賢者してても、枯れないわね。
ゲスト理音さまの小説が良い感じ♪すっごく明るい永訣(わかれ)で、このアレルにはなんだか親近感が湧いてしまう(^_^;) うん、年月がたとうが消えたり切れたりしない絆なのですよね。




いわゆる一般出版物のうち、有明にも関わりが深いものを、こちらにアップします。
著者名
タイトル 出版社 値段 ページ数
コメント・他



実際救ってくれたのは、このコーナーの本たちでした。

特に、荒川マジックさんの「ねこばなし」で一時預かった子猫を
「いまはもういないけど、あのこはあたしのことが一番好きだったんだよ」
いっている言葉を読んだときは、全ては許されるのだと、言ってくれてるような気がしました。
そのほしみさんも、もう高校生なんですよねぇ(‥;)

2003年冬から2004年初夏の記録は、こちらです。

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